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エストニア暗号通貨動向(法規制等)

以下ではエストニアの暗号通貨に関する情報を中心に、その国の生活その他に関する情報についても書き記す。記載内容についてはメディア報道等により知り得た客観的事実、そして我々が各国を回る中で得た知識・経験に基づいており、都度追記・修正を加えるものとする。

Update : 2018/5/11

取引所

Kraken                                   

2011年に米国サンフランシスコにて創業。2013年より「Kraken」として暗号通貨交換業を開始し、米国だけでなく欧州、カナダ、日本と事業範囲を拡大してきた。Bloombergのターミナルにビットコインの価格と出来高を表示することになった最初の企業であり、Mt.Goxの支援会社としても名が知れている。取扱通貨はBTC,ETH,XRP,BCHといった主要通貨を含め計17通貨で、USD, EUR, JPYのほかCADでも取引が可能。独自アプリをiOS, Android共にリリース済み。日本に参入して以降みなし業者として事業を継続してきたが、2018/4月に運用コストの高騰を理由に日本撤退を発表している。

Bitstamp                                       

2011年に英国ロンドンにて創業。現在は英国ロンドンの他米国ニューヨーク、欧州ルクセンブルクに拠点を持ち事業を展開している。取扱通貨はBTC,ETH,XRP,BCH,LTCの5通貨で、USD, EURで取引が可能。独自アプリをiOS, Android共にリリース済み。Rippleとの提携先としても知られる。
取引所の詳細はこちら

法規制

・エストニア政府は暗号通貨に対して寛容的であり、現状具体的な法規制は敷かれていない
・定期的に政府、金融機関、事業者で話し合いが開かれ法規制含め様々な議論が行われている
・税制について、政府は通常の所得税や法人税と同様、暗号通貨で得た利益についても20%程度が望ましいと考えているようだが、ユーザーが実際にいつ利益をあげたのかを政府が把握することは難しい為、エストニアの暗号通貨ユーザーは税金に対する意識はほとんどないのが現状

自国通貨

エストコイン

エストニアは電子IDとしても使われているe-residensyと連携する形で独自通貨エストコインの発行を目指している。現状はプロジェクト概要等が書かれたwhitepaperがある訳でもなく構想段階にあると言える。e-residentコミュニティ内で流通する通貨として、ID機能、貨幣機能、公的手続きへの応用等様々な使い方が考えられているが、トークン設計は未定である。プロジェクト進捗に関して、一時は「国家初のICO」と話題を集めたが、欧州中央銀行ドラギ総裁をはじめEU本部が難色を示したことで、メディア報道後の具体的な進展は見られない。
具体的な構想としては、アイデアベースではあるがe-residency関連の部署のKaspar氏がブログに綴っている。
https://medium.com/e-residency-blog/were-planning-to-launch-estcoin-and-that-s-only-the-start-310aba7f3790

決済

決済手段

クレジットカード決済、中でもNFC対応のカードが主流。
Bitcoin決済は確認できたものでBookinghouse(宿泊仲介)とAirbaltic(航空券仲介)が対応しているが、カフェ等店舗決済での普及は進んでいない。

モバイル決済企業

Paytailor(後日インタビュー予定)

ICO

Blockhive
企業間インキュベートプラットフォーム

Change
暗号通貨デビットカード
インタビューはこちら
プロダクトテストはこちら

Mothership
ビジネス支援プラットフォーム

Agrello
契約プラットフォーム

Paytailor
決済プラットフォーム

Adhive
インフルエンサーマーケティングプラットフォーム

Aragon
組織管理プラットフォーム

Sorbase
取引プラットフォーム

その他個別企業動向

SpringHub
タリン市内にあるCo-Working Space。業界問わずスタートアップ企業の多くが利用している。ミートアップ時には共通スペースに軽食が並び利用者同士の交流を深めることができる。外部からスピーカーゲストを招き定期的なイベントも開催。毎昼の体幹耐久競争など、利用者同士が交流が深められるユニークな取り組みも行なっている。

LIFT99
タリン市内にあるCo-Working Space。ネット関係のスタートアップ企業およびフリーランサーが主に利用している。利用待ちとなる程に人気であったが、2018/5月に建物を増築し定員数を増加。ピッチイベント等も定期的に開催している。

関連イベント

Latitude59
バルト3国、北欧、中東欧の起業家、投資家が集まるスタートアップ&テクノロジーイベント。毎年多くの参加者(2017年は2000人を超える人が参加)が集い、起業家と投資家、起業家同士のネットワーク構築に貢献している。

 暮らし

・Kioskにてパスポート無しでSIMの購入が可能。Simpel, Smart, Super, TELE2等、種類は豊富。いずれも数ユーロで電話とデータ通信が即座に可能となるため、非常に便利。データ容量を追加する際は、KioskでTop-upコードを購入することで簡単にチャージが可能。
・カフェなどには基本的にWifiが敷かれているが、ネットを使って作業をするには通信が遅い箇所もあるので注意
・主な移動はバスやトラムになるが、Kioskでスマートカードを購入し利用することができる。チャージはネット上(https://www.pilet.ee/cgi-bin/splususer/splususer.cgi)でできる。
・建設工事により不定期に水道が止まる
・エスト語、ロシア語、英語の3言語に対応しているメニューやwebサイトが多い。基本的に英語が分かれば生活に不自由することはない。

その他

Skype, Transerwise発祥の地

投稿者プロフィール

Baroque Street 編集部
Baroque Street 編集部
暗号通貨のシンクタンク。
アジア、ヨーロッパを中心に各種関連企業にヒアリングを行い、各国の法規制やトークンの設計、取引所の運営等を調査している。